こんにちは。
健康おじさんです。
夏の熱中症予防に梅干しは理想的。
汗で失われた塩分を補給する、はちみつ入りやマイルドタイプでは若干の糖分が塩分補給を円滑にし、
クエン酸が疲労を軽減する。
水分と共に補給することを勧められます。
しかし、今日は梅干しのダイエット効果!
しかも加熱することでパワーアップするダイエット効果を狙った炊き込みご飯をピンポイントにご紹介します。
梅干しは加熱することでダイエット効果が高まります。
梅干しには脂肪細胞の活性化を抑え、燃焼を促進する「バニリン」という成分があります。
この「バニリン」は加熱することで20%も増えるということも最近わかってきました。
アルミホイルで包んで焼いたりプライパンで素焼きするのもアリで、レンジで1分チンするだけで「バニリン」が20%増えます。
しかもこの「バニリン」は冷めても成分が失われることがないのも魅力です。
食品でこの「バニリン」が含まれているものはないかもしれません。
コンビニのおにぎりは梅を選ぶなら温めてもらいましょう。
先日我が家では梅干しの炊き込みご飯を作ってみました。
クックパットでもいろんな種類が紹介されていますので探してみてください。
コツは水を少なめに炊く硬めのご飯。
やわらかいご飯よりも米のでんぷんが消化しづらくなっているので、血糖値の上昇がゆるやかになるのです。
さらに言えば冷や飯の方が血糖値は上昇しにくいです。
わが家で作った梅干しの炊き込みご飯はこんな感じ
梅干しの炊き込みご飯(3合)
お米・・・・・3合
梅干し・・・・大3個
梅こぶ茶・・・小さじ1/2
塩こんぶ・・・2つまみ
乾燥うめ・・・少々
白だし・・・・大さじ2
酒・・・・・・大さじ3
お好みで・・・ごま、大葉、鰹節、ゆかりなどトッピング
炊き始める水分量をお米3合に対し水と酒、白だしなどの水分の合計が2合半よりちょっと多いくらいの水分量で炊きました(けっこう硬め)
さっぱりと食べれてとても美味しいです。
オススメは大葉をみじん切りで食べる直前に散らすと風味UPで食べすぎてしまいます(笑)
お試しあれ!
梅干しの効果はダイエットだけではありません
梅干しのダイエット効果なんてほんのわずかと言ってもいいほど本来は沢山の効果があります。
①クエン酸の防腐効果、疲労回復効果
昔から日本人は梅干しを保存食として利用し、さらにはおにぎりや弁当といった時間が経ったあとで食べるために使われてきました。
日の丸弁当の主役ですよね。
これはクエン酸には細菌の増殖を抑える殺菌、除菌効果があるためです。
さらにクエン酸には疲れの原因となる乳酸の排泄を促進するので疲労回復には最適ですし、体のだるさや肩こりにも効果があるとされています。
②オレアーノ酸の血糖値上昇の抑制
梅に含まれる成分のオレアーノ酸は血糖値の上昇にかかわりのある酵素の働きを抑制する働きがあることがわかっています。
そのため糖質の吸収をおだやかにし、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果があります。
このためご飯との相性はピッタリなワケですね。
③豊富なミネラル
カリウム:リンゴの2倍ものカリウムが含まれているといわれており、カリウムはナトリウム(塩分)の排泄を促進することから高血圧の予防につながります。
カルシウム:リンゴの4倍も含まれており、カルシウムの吸収を高めることから、運動と日光、後はカルシウムを摂って骨粗しょう症を予防しましょう。
鉄分:不足すると頭痛、めまい、動悸が現れる人にはお勧めです。
特に女性にはうれしいミネラル成分ですね。
ずいぶんたくさんの効果があると思いませんか?
食欲増進もありますよね、想像しただけで唾液が出てきます。
お粥との相性もいいですし、ダイエット狙いの梅干しの炊き込みご飯は水を少なく硬めに炊くことにより糖の吸収を抑えるのに対し、やわらかめのご飯やお粥は弱った体に効率よくカロリーを摂取することができるので体調でご飯の炊き方を変えることができるとともに、いずれのシーンでも梅干しは活躍できるまさに二刀流でもあるわけです。
食べすぎてはいけない理由、オススメの梅干し
とても健康に寄与する梅干し。
食べれば食べるほど健康になるかというとそんなことはありません。
なんでも適量が重要です。
しかも梅干しはその適量を守らなければカウンターとなって跳ね返ってきます。
塩分ですね。
梅干しの味を選ぶ際に塩分濃度〇〇%と書かれている部分をチェックするかと思います。
血圧の高い方は濃度の低いものを選ぶでしょう。
しょっぱさ、味の濃さの指標にもなりますね。
好みもあると思いますのではちみつ入りのマイルドなものから昔ながらの塩分の高めのもの。
そこで食塩摂取量を考えてみましょう。
特に血圧の高い方はご存じと思いますが、高血圧症の方の1日の塩分摂取量は6gが推奨されていますよね。(知らない方は要注意です!)
これが直径3cmくらいの割と大粒なものと考えますと、種を抜くと梅の重量は約14g~15gくらいで、
16%の昔ながらの塩と梅しか使用していないものだと、食塩相当量は2.2g~2.4g。
8%くらいのはちみつや調味液の入っているものだと、食塩相当量は1.1g~1.2g。
5%の減塩の梅干しだと食塩相当量は0.7g~0.8gとなります。
好みの味によって食べられる量を調節しなければなりません。
塩分濃度にもよりますが、1日1粒くらいにしておきましょう。
しかしながらオススメの梅干しは塩分濃度の高めで成分欄に梅、塩しか使用していない梅干しです。
なぜなら食品添加物が使われていない、いわゆる無添加だからです。
添加物によっては発がん性のあるものであったり、表記されていなくても残留農薬がある恐れもあります。
しかも塩分濃度が濃いものは腐りにくく、少量でも十分楽しめるからです。
適量さえ守れば強い味方になってくれることはお分かりいただけたでしょう。
しかし近所のスーパーではなかなか手に入らないと思います。
昔ながらの梅干しは需要が少ないのでしょうか。
でも本物を一度味わっていただきたいと思います。
なぜならモノが全く違うからです。
本物はとてもフルーティーな梅の香りとみずみずしくもありながら、しっかりとした味わいが楽しめます。
本物を食べてしまうともうスーパーの梅干しには戻れなくなります。
和歌山県産、群馬県産が国内の生産量ですと多い地域になり、これら地域に行くと道の駅や農産直売所などでは大体あります。
実際に生産者の方にお話を伺いましたら、昔ながらの製法で完全無農薬、大変美味しいフルーティな梅干しをつくっておられる方に出会うことができました。
梅干しはもちろん、少しだけ添えられている赤しそ、それを乾燥させて作るふりかけ(商品名:「ゆかり」がわかりやすいですかね)
下の梅干しの生産者さんは大変すばらしい梅干しを作られていらっしゃいます。
実際にお話を伺ったこともあるのですが、大変博学で素晴らしい方でした。
直接行けない場合は試食などできませんが通販やインターネットでの入手をオススメします。
いかがでしたでしょうか。
昔から日本の食卓のお供であった梅干し。
本日はそのダイエット効果と食べ方、注意点についてご紹介しました。
ダイエット目的には硬めのご飯で、体が弱っているときはやわらかめかお粥で、ともに梅干しを使って健康にお過ごしください。
ではまた。
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