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トクホ(特定保健用食品)に過度な期待はせず賢く利用しましょう

薬剤

こんにちは。

健康おじさんです。

あなたはトクホのお茶とかコーラとかサプリなんか利用しますか?

私はたまに利用したりしますが、どうも勘違いしてしまうのは暴飲暴食を無かったことにしてもらうとか、コレステロール値が健康域に下がるとか、なぜか期待してしまいます。

しかしこれ間違った認識なんですよね。

あなたはいかがですか?

トクホ(特定保健用食品)とは

ではこの特定保健用食品、トクホとは何かということなんですが、

国が定めた有効性や安全性に関する基準を満たし研究雑誌に掲載され、

審査を経て認可された食品は特定保健用食品として表示が許された食品です。

そもそも食品であることが読んでわかりますのでクスリではありません。

つまりは病気を治療する、回復させるものではないということがわかります。

トクホの他にも健康食品やサプリ、栄養機能食品などありますがどれも同じです。

このような国の審査を経て、その健康への効果が表示できるようになるのですが、

その効果には次のようになります。

①血圧が高めの方への食品
②コレステロールが高めの方への食品
③血糖値が気になる方への食品
④食後の血中の中性脂肪を抑える食品
⑤お腹の調子を整える食品
⑥ミネラルの吸収を助ける食品
⑦虫歯の原因になりにくい、歯の健康維持に役立つ食品
⑧体脂肪がつきにくい食品
⑨骨の健康が気になる方への食品

といったような効果が認められ表示することが許されているわけです。

勘違いしてはいけないのが飲めば(食べれば)飲むほど(食べるほど)健康になるものではないということです。

ましてや食べ放題などでの食べすぎをゼロにしてくれるなどといった期待は全くできません

過度な期待はできませんが、ないよりはいいか程度に考えておきましょう。

医薬品との違いは

では医薬品とは何かということですが、

医薬品とは、病気(疾病)の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされているもの

と定義されます。

ここで重要なのは、医薬品とトクホでは対象となる人が全く違うということです。

医薬品は病気をわずらっている病気の人に使うべきもの。

一方のトクホは健康な人で将来の不安がある人、健康域ではあるが徐々に危険域に近づいている人を対象としている点です。

この点が一番重要なんですが、誰がどのような状況の中トクホを利用するかという部分です。

既に治療域に入っている疾患をもっている人がトクホに頼って健康になろうとするのはとても危険だと思います。

血圧が高い方なんてもってのほかですよね。

ここを理解しておけばある程度トクホ商品との付き合い方も見えてくるのではないでしょうか。

その他にも医薬品はその疾患をお持ちの患者を対象に治験と呼ばれる臨床試験を何度もこなし、

有効性、安全性を検討しているのに対し、トクホは研究データが少なく、そもそも病気を持っている患者を対象としてデータはとっていません。

したがって、医薬品は病院で、ドラッグストアでも薬剤師の指導を元に法の規制の下厳格に管理されていますが、

トクホはスーパーコンビニで購入可能なことからも対象者が違う点にも納得できます。

トクホを賢く利用するには

ここまで読んでくださったあなたはもうじゅうぶんにご理解いただけたかと思いますが、

将来的に健康不安のある方

毎年の健康診断が徐々に危険域に近づいている方などは利用していくのも良いとお思います。

中には運動と連動して飲むことで効果を発揮するものもあります。

そう、つまりは健康な生活を送るためのサポートと考えるべきと思います。

中には「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」というコメントも見たことありますね。

医療や科学の進歩とともに情報も発達していますが、

そんな中でも健康増進の一番の基本は栄養、運動、休養です。

この3つを意識してバランスよく取り入れていくのが賢いのではないでしょうか。


いかがでしたでしょうか。

もうご存知の内容でしたらトクホについても熟知され賢い消費者ではないでしょうか。

もしあなたの消費や健康のお役に立てているのなら幸いです。

賢く買い物して正しく理解し、健やかな毎日を過ごしましょう。

ではまた。

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