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筋肉注射と皮下注射の違い

疾患

こんにちは。

健康おじさんです。

いよいよ国内でも新型コロナウイルスのワクチン接種がスタートしましたね。

今回のワクチンは筋肉注射ということで心配や憶測の報道が多くみられますが、

どのような違いがあるのでしょうか。

今は医療従事者の方々が先行して接種されていますが、

今後高齢者もうてるようになってきますね。

接種を希望する、しないなど多く問題はあるかもしれませんが1日も早く収束していただきたいものです。

日本では一般的な皮下注射

ワクチン接種といえば通年のインフルエンザ予防接種でしょうか。

毎年多くの人が接種され一般的になっています。

他にもMRワクチン、Hib(ヒブ)ワクチン、肝炎、ジフテリア、日本脳炎など様々なワクチンがこの皮下注射で行われています。

皮下注射は、皮膚と筋肉の層の間にある、脂肪がおもな皮下組織に薬物を注入する注射のことです。
ワクチンやインスリンなどがこの方法をとっています。一般には吸収がゆっくりで、効果が長く続きます。インスリンの中には速く吸収されるものもあります。

しかし吸収がおだやかな分、副反応もそれなりにあるようで、インフルエンザの予防注射の後で赤く腫れてジンジン痛かったという経験はありませんか?

これは薬液が皮下組織に長時間存在することで、注射部位の腫れや炎症などを引き起こしやすくなるためといわれます。
そのためか、昔は注射後に揉んでいたんですよね(笑)。お風呂入ったらダメとか…

今はそんな必要はなく、軽く抑える程度ですね。

日本では一般的なこの皮下注射ですが、どうやら世界での常識ではないようです。

世界では筋肉注射が一般的なようです。

もともと日本も世界と同様筋肉注射が主流ではあったそうですが、1970年代、小児の「大腿(だいたい)四頭筋短縮症」が問題となりました。これは大腿四頭筋という太ももの筋肉に筋肉注射をおこなった結果、発育途上の大腿の筋肉が拘縮(短縮)してしまい、膝を曲げられなくなったり、歩行障害が生じたりする子供が続出したのです。この問題以降、小児に筋肉注射を行う例が激減しました。
このような経緯から日本では皮下注射が主流となっているのだそうです。

世界で一般的な筋肉注射

今回の新型コロナウイルスのワクチンはこの筋肉注射だそうです。

そのことで話題にもなっていますが、先にも書いた通りで世界では筋肉注射の方が一般的なんです。

インフルエンザウィルス、Hib(ヒブ)ワクチン、肺炎球菌、肝炎、ジフテリア、ポリオが筋肉注射となっております。

この注射の方法は、筋肉内に注射します。
皮下注射は脂肪組織に注射しますが、筋肉注射は、血管が豊富な筋肉組織の中に薬液が入るので、筋肉注射はより吸収が速く、効果発現が早くなります。
皮下注射では痛みなどが強い薬の時にこの注射が行われます。
注射後の局所の腫れや炎症が長引きにくく、後の圧痛が少ないこともメリットです。
そして、抗体産生も皮下注射より優れているので、ワクチンの本来の目的を達するためには筋肉注射の方が有利だといえます。

さらに副反応も筋肉注射で少ないそうで、この点からも海外では筋肉注射が一般的なようです。

どっちが痛い?

さて、注射といえばあの痛さですね。

筋肉注射と皮下注射どちらが痛いでしょう。

ちなみに両方とも同じ太さの針を使うそうです。

私は筋肉注射の方が痛いと思っていましたが、実際は皮下注射の方が痛いという意見、

いやいや、注射で薬液を注入しているときの圧痛は、筋肉注射の方が痛いという意見と両方散見されます。

しかし意外に皮下注射の方が痛いという見方が多い気がします。

あとは自分で確かめてみないとわかりませんね。

しかし痛みがさほど変わらないなら筋肉注射の方がメリットがある気がします。

日本は予防医学の観点からみると世界に大分遅れをとっているのだそうです。

子宮頸がんワクチンの件でも後れを取ってしまったように、人々を救う手段を報道や間違った情報で遠ざけてしまうのはもったいないと思います。


いかがでしょうか。

新型コロナウイルスのワクチン接種も始まりマスコミの責任感のない報道に一喜一憂しないためにも自身でしっかりと正しい情報を精査していきたいと思います。

ワクチン接種するか、しないか、の判断がもうすぐ迫られたときあなたはどうしますか?

ではまた。

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