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ジェネリック医薬品は安いけど正しく理解して使おう!

薬剤

こんにちは。

健康おじさんです。

新年あけましておめでとうございます。

2021年は早く新型コロナウイルスが鎮静化してくれることを祈っております。

本日はジェネリック医薬品について紹介したいと思います。

あなたはジェネリック医薬品を利用したことはありますか?

どのように理解されていますか?

既に国の方針でも明らかである通り、

国の医療費は圧迫されており、安いジェネリック医薬品が推奨されています。

しかし、ジェネリック医薬品とは何か?

全てジェネリック医薬品でいいのか、という点について良く理解した上で選択しましょう。

ジェネリック医薬品とは?

ではそもそもジェネリック医薬品とはなんでしょうか?

ジェネリック医薬品とは後発医薬品と呼ばれ、
厚生労働省の認可を得て製造販売される、
新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を含む医薬品です。

一般的に新薬とは1つの医薬品を開発するのに10年~20年くらいかかっており、
さらに数百億~数千億円と多額の研究開発費がかかるといわれています。

そのため製薬メーカーが投資して研究を重ねても、
新薬開発における成功率は2万5千分の1と言われ非常にお金と時間がかかるのです。

さらに発売後も有効性や安全性について情報収集と調査を続け、
集積した情報を国に報告する義務もあります。

そのため新薬は特許に守られており、
10年~15年くらいはその新薬を単独で売ることができるのです。

そこで10年以上使用経験を積み、
特許の切れた有効成分を利用して沢山のジェネリック医薬品のメーカーが、
ジェネリック医薬品として同じ有効成分を含む医薬品として世に出てくるわけです。

したがって、ジェネリック医薬品とは、新薬と同じ有効成分は使われていますが、
新薬とは100%すべてが同じというわけではありません。
使われている添加物などは違うのです。

新薬とジェネリック医薬品のメリット、デメリット

ではそれぞれどのような点がいいのか、悪いのかちょっと比べてみましょう。

新薬
メリット最新の治療を受けられるので、今までの古い薬剤などの良くない部分が改善されているケースも多い。例:服用回数が少ない、効果が良い、長く効く。副作用が少ない。

デメリット金額が高くなる。発売1年以内の薬剤は2週間しか処方できない縛りがある。

ジェネリック医薬品
メリット:長年使われてきた薬剤の後発品なので副作用が想定されている。
安価である。ジェネリック医薬品でも多様な剤型がある。例:錠剤の他にも液剤やOD錠(口腔内崩壊錠)など選べたりする。

デメリット10年以上前のやや古い治療薬である。メーカーによって安定供給ができなかったり、欠品になったりする。国産ではないケースも多い。

このようにはっきりと新薬とジェネリック医薬品とでは違う点も整理しておきたいですね。

昨年末にはジェネリック医薬品メーカーの小林化工が製造した爪水虫治療の錠剤に、
睡眠導入剤が混入し、2人が亡くなられて、健康被害は150件を超えるという事件もあり、
ジェネリック医薬品の信頼を失墜させるような事件も起こりました。

このようなことからも服用するあなたが薬剤については詳しく調べ知っておかなければなりません。

誰に相談すべきか

一番いいのは処方医であるお医者さんでしょう。

先生なら先発とジェネリック医薬品どちらを飲みますかと聞きたいですね。

命にかかわることのない薬剤はジェネリック医薬品を服用する人が多いですが、
もしものことがあってはいけない薬剤については相談してみてはいかがでしょうか。

もちろん相談は調剤薬局の薬剤師でもいいのですが、
現在の国の制度で、薬局の収入はジェネリック医薬品の使用率で、
薬局の収益が変わってくる制度です。

そのため、薬局では積極的にジェネリック医薬品を推奨するケースも多いです。
なかには患者さんの了解も得ない、強引に勧めるなんていうケースもきいたことがあります。

しかしその一方では、薬剤師さんがお医者さんの許可を得てジェネリック医薬品を勧めたり、
患者さんへしっかり説明し、親身になってジェネリック医薬品を選んでくれる薬局もあります。
あなたの信用できるかかりつけ薬局を選ぶことは非常に重要です。


いかがでしょうか。

現在の国の制度、現状を理解しわからなければ積極的に聞く、

納得いくまで説明をしてもらうということが重要だと思います。

ぜひ親身になって相談にのってくれる医療従事者を探しましょう。

ではまた。

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