こんにちは。
健康おじさんです。
身近に認知症の方はいますか?
認知症は脳の記憶が少しずつ失われていってしまう進行性の病気です。
記憶が徐々に失われていったり、情緒が不安定になったり、性格が変わってしまったりと、少しずつ悪くなっていきます。
認知症は元に戻せる治療薬が無く、現時点では進行を遅らせる薬があるのみ。
その後画期的な新薬も無いまま現状に至っています。
つまり今は認知症は不治の病ということになります。
本日はその認知症の予防に散歩が効果的だという研究結果がありますのでご紹介します。
認知症の予防には40分の散歩が効果的であるとの研究結果
アメリカの研究では40分間の散歩によって脳の記憶にまつわる海馬という部位に刺激を与えた結果、わずかながらに大きくなる結果が発表されています。
通常の老化でも海馬は年間1%は縮むとされていますので、これが維持どころかわずかでも大きくなるということは驚くべき結果であると言えます。
なぜかというと、
脳細胞が活性化するということですが、実際には数多くのメカニズムと改善の報告はあるのです。
例えば血糖値が高い人は認知症になりやすいという報告があります。
その他にも肥満の人は認知症になりやすい、高血圧があると認知症になりやすい、ストレスが多くかかると認知症になりやすい。
これはすべて裏づけとなる研究から報告されているまぎれもない事実です。
喫煙や、アルコールなんていうのもあります。
あとメカニズムのからいうと認知症にはアルツハイマー型と脳血管障害型とに分類されるのですが、(正確には更にレビー小体型というのもある)脳血管障害とは脳卒中、脳梗塞後に発現する認知機能障害というのもあり、これらの予防には生活習慣の改善になってきます。
このような認知症の発病における背景から、散歩が良い、しかも1日40分散歩することによって認知症を予防できる可能性が高まるというわけなんです。
このような理由から認知症の予防には散歩が効果的とされているんです。
認知症になりにくくする散歩のコツ
・散歩は週3回、1回に40分以上歩く、速めのスピードでの歩行を心掛ける
・毎回違うルートにする、知らない道を歩く
・ながら散歩(しりとりしながら、音楽を聴きながら、計算しながら等)
この3つを心掛けましょう。
可能であれば散歩に出る前に準備運動でストレッチかラジオ体操なんかをやってから出られれば良いです。
・散歩は週3回、1回に40分以上歩く、速めのスピードでの歩行を心掛ける
これがアメリカの研究で海馬が維持、若干大きくなったという結果がでた時に実施された散歩方法です。速めのスピードは慣れないと危ないのでまずは自身のペースで歩きましょう。
・毎回違うルートにする、知らない道を歩く
これは毎回違う道、知らない道を歩くことで脳に刺激を与えることが目的です。
毎回同じ道を歩いていると新たな発見や、頭の中で地図を想像しないですよね。
新たな道には新たな発見がたくさんありますから楽しみましょう。
・ながら散歩(しりとりしながら、音楽を聴きながら、計算しながら等)
脳の血流が活性化しているときには折角ですから脳トレの時間です。
しりとりが簡単すぎるようでしたら、食べ物しりとり、地名しりとりなど難易度を上げてみてください。
音楽は懐かしい時代の音楽がいいかと思います。
一緒に歩く人がいればなぞなぞ、クイズ、計算などしながら歩くことで脳はフル回転します。
散歩における注意事項
上記の散歩のコツでは歩くことだけに集中できない歩行エクササイズとなりますことから、周囲には十分ご注意ください。
・特に車の通る場所、自転車の多い場所では周りの状況に応じて、注意しながら散歩しましょう。
・夏場は水分補給を忘れずにこまめに補給してください。
・転倒には十分に注意してください。手袋や軍手などするのも良いと思います。
・知らない道を歩いて迷ってしまうことも念頭に置き、スマートフォンの地図、GPSの設定、テレホンカード、小銭の準備、認知症のおそれが否定できない場合、連絡先などを書いたメモなどを準備しましょう。
・ながら散歩をする場合、集中しすぎて安全確認を怠らないよう注意ください。
・音楽はイヤホンで聞くと周囲の音が聞こえず車の音やクラクション、自転車のベルを聞き逃すので止めましょう。
など安全確認をしっかりと行い散歩を楽しみましょう。
散歩を続けるコツにつきましてはコチラの記事をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
散歩はいつ始めても恩恵はあります。
早ければ早いほどいいと思いますのでぜひ楽しみながら散歩しましょう。
ではまた。
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