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妻が結石の痛みに襲われた時の話(治療と予防)

疾患

こんにちは。

健康おじさんです。

妻は私に比べるとかなり健康的に暮らしています。

健康診断の結果も部分的に要経過観察はあるものの、血液検査などの数値はおおむね健康です。

しかし突如として予期せぬトラブルに襲われることがあります。

今回妻を襲ったのは強烈な痛みで知られる結石。

いわゆる腎臓結石でした。

日常生活での注意点や予防策を病院で教えてえもらったのでご紹介させていただきます。

結石の症状と治療の経過

それまでの健康診断では何も指摘は受けておらず正に青天の霹靂でした。

日中にお腹の痛みを訴えていました。

痛みはそこまで強くはありません。

しかし1時間から2時間する頃には激しい腰痛に変化していきました。

この時すでにいつもとは違う尋常ではないことが身体に起こっていると悟ったと言います。

まずは内科のかかりつけ医へ電話したところ、腰痛ならということで整形の受診を勧められました。

整形では尿検査と問診で結石の疑いがあったのでしょう。

泌尿器科への紹介状をいただきました。

その日はそこまでで受診できる時間ではなかったため、痛み止めをもらって帰宅。

痛みは全く治まらず、薬も効かないほどの痛みでした。

私が仕事から帰っても妻はほとんど動くことができずに苦しんでいました。

ネットで色々調べた結果、腰を強く圧迫すると良いと見たので試したところ少し楽になっていたようでした。

おしっこは痛みなく通常通りだったようです。

この日は激しい痛みでほとんど眠れずに何とか翌日泌尿器科へ駆け込みます。

泌尿器科ではレントゲンを撮り、結石であるとの診断でした。

石を出やすくするための薬を処方され、おしっこを紙コップに出すように指示されています。

薬を飲みこの日は少し痛みはマシになってたようでしたが、辛そうでした。

かなりの幸運だと思うのですが、翌朝のトイレで石が出てきてくれたのです。

これがその時の石です。

石が出たとたんに痛みはウソみたいに無くなったと言います。

後日受診して石の成分分析をしていただきました。

酸性尿酸Na 84%
シュウ酸カルシウム 16%

という成分分析でした。

これまでは尿酸値でひっかかることは無かったので意外なところではありました。

結石の(再発予防)の食事や飲み物、予防対策

今回結石が無事に出てきてくれましたが、病院で色々教えてもらったのでご紹介いたします。

体質によって結石のできやすい人、できにくい人がいるようです。

・水分を十分に摂取する
 水分をたくさん飲み、尿中のカルシウム濃度を薄めることが重要
 目安は毎日2ℓ以上の水分を摂ることを心掛ける
 尿が濃くならないように就寝前の水分補給は重要
 アルコールの大量摂取は逆効果になるので要注意
 ビールにはシュウ酸、尿酸のもとになるプリン体が多いので要注意

・カルシウムを多めに摂取する
 結石は尿中のカルシウムがシュウ酸と結合することによって生成されます
 カルシウムを大量に摂取することで、腸管内でシュウ酸カルシウムができ、
 糞便中に排泄されて尿中へのカルシウム排泄を抑制する

・シュウ酸の摂取を控える
 結石の主要成分であるシュウ酸カルシウムができるのを防ぐ
 シュウ酸を多く含む食品:ほうれん草、たけのこ、チョコレート、
 コーヒー、ココア、紅茶、緑茶など
 【シュウ酸の多い食品の食べ方
  ほうれん草やたけのこなどは茹でることでシュウ酸が減少します。
  飲み物などはカルシウムを多い食品と一緒に取ることで、
  糞便中に排泄されて尿中へのカルシウム排泄を抑制する

・動物性たんぱく質や脂肪の摂りすぎに注意する
 動物性たんぱく質の摂りすぎは、尿中のカルシウムや尿酸を増加させ、
 脂肪の摂りすぎはシュウ酸カルシウムの増加につながるので結石ができやすい

・塩分、砂糖を控えめに
 塩分や砂糖は尿中のカルシウム濃度を高めます
 特に甘いジュースは糖分が多く、結石をつくる原因となるリン酸も多い

・クエン酸を摂取する
 クエン酸は尿をアルカリ性に傾けるので結石を溶けやすくする
 クエン酸を多く含む食品:かんきつ類、酢など

・バランスの良い食事と適度な運動
 食事はバランスよく、規則正しい生活、運動を心掛けましょう
 肥満にならないよう注意し、就寝前4時間は食べるのを控える

人によって体質は異なりますので必ずしもならないわけではありませんが、なりやすい人は注意が必要です。

こんな論文もあるようです。

いつもと違う痛みは要注意です。

どんな疾患かもわからないので早めに受診することを心掛けましょう。

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