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腹痛を我慢した結果~失神し救急搬送~迷走神経反射

疾患

こんにちは。

健康おじさんです。

本日のお題ですが、誰の事でもない私のことですw。

先日初めて救急車で搬送されてしまいました。

失神は献血の時に一度体験したことはあったのですが、腹痛で倒れたのは初めてです。

あごを強打し、切ってしまって7針を縫う大けがを負ってしまいました。

幸いにも命に別状はありませんでしたので良かったですが、今後も気をつけなくてはいけません。

同じような境遇の方への参考になれば幸いです。

血管迷走神経反射というものが体内で起こってしまった

あまり聞きなれない名前で腹痛と何が関係あるのか全く理解不能でしたが、神経系に由来するようです。

そもそも人間の体は交感神経と副交感神経に交互に入れ替わって自律神経をコントロールしています。

交感神経が亢進する場合は、闘争と逃走の神経とも言われ、運動したり、活動的になるときに交感神経が優位になります。

体を活動的にするので血圧も上がります。

一方、副交感神経は休息の神経といわれ、体を休める時に優位になる神経です。

睡眠や満腹になった後に副交感神経が優位となり、血圧も下がります。

そして今回の血管迷走神経反射というのは、何らかの原因があり急激なストレスがかかった場合に急に副交感神経が優位になり、血圧が下がり、頭の中の血流が低くなって失神するのです。

その原因となるものには様々な要因があり、身体的な要因としては、睡眠不足、疲労、立ったままの姿勢などがあります。

環境要因もあり、閉鎖された空間や人ごみなども要因となるようです。

失神の発生とその後の生死について調べた疫学研究もあるようです。

失神の発生率と予後 | 日本語アブストラクト | The New England Journal of Medicine(日本国内版)
「The New England Journal of Medicine 日本国内版」は, 必要な論文に簡単にアクセスできるよう主要論文アブストラクトの日本語訳を提供します.

私の今回の失神に至ったケースについて分析してみましょう。

腹痛から失神に至るまで

その日は朝からお腹をこわしていました。

日中もお腹の調子は改善されずに晩御飯を食べに外へ出ました。

家族へはお腹のことは言っていません。

楽しみにしていたのもあったし、そんな大した腹痛ではなかったのです。

料理も後半にさしかかりお腹の痛みが強くなってきて食べるのが困難になりました。

ちょっと我慢できる痛みではなかったのでトイレに行きました。

トイレから戻り腹痛であることを家族に告げました。

もうすぐで食事も終わりそうだったので、食べられなくてもみんなで食事を終えて帰れれば大丈夫だろうと思っていたのですが、吐き気もあったり、気持ち悪さもあってもう一度トイレに立って歩きだしたとたんに意識を失ったようでした。

気が付けば血まみれで倒れていてお店の中に偶然居合わせた看護師さんにバイタルチェックしてもらっていました。

止血をしながら救急車を呼んでもらい半分意識が戻ってきました。

救急車に乗った時点での血圧は99mmhgでした。

かなり血圧は下がっています。

しかし意識は戻っていましたので倒れた時の血圧は更に低かったのだろうと思います。

救急搬送された先ではあごの傷が深かったので縫った後にCTで脳に異常がないかチェックしてもらいました。

異常はなかったのですが、まだ気持ち悪くて立てなかったのでそのまましばらく点滴して休ませてもらいました。

そこで医師に教えてもらったのが血管迷走神経反射で倒れたのだろうとのことでした。

初めて聞く事象に困惑し、無事であったことに胸をなでおろしました。

看護師さんの的確な判断はとてもすごかったです。

今回のケースでは腹痛や吐き気から血圧の低下があったとみられます。

更に外食中ということもあり、楽しい時間を邪魔したくない、このまま帰れればという思いが心的ストレスとなってしまい、失神に追い込んだとも考えられます。

あごのケガだけではなく、肋骨にもヒビが入ってしまいました。

血管迷走神経反射にならないために

失神から1週間後に抜糸をした際に医師に対策など教えていただきました。

血管迷走神経反射には原因となる予兆があるということです。

・腹痛

・吐き気、嘔吐

・冷や汗

・クラクラするなどの気持ち悪さ

・視界がぼやける、暗くなる

そしてこのような状況になったら次のことで予防措置をとるようにします。

・立っている場合は座る、横になる

・座ったり横になれたら足を組む、足を動かす

・腕を組み脳血流の低下を防止する

年間で3回以上倒れると免許が取り消されるとも注意されました。

しかし血管迷走神経反射の経験のある人の3人に1人は2~3年後に再発の可能性も高いようです。

直接的に命にかかわらないとはいえ、今回のように転倒や外傷に至ることもあります。

普段から十分に睡眠をとり、疲れを溜めない、ストレスを溜めないことはとても大事なことです。

今回の私の経験が誰かのお役に立てたなら幸いです。

腹痛や吐き気、朝礼などでの同じ姿勢での長い時間の維持、こんな時はすぐに助けを求めましょう。

ではまた。

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