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救急車を呼ぶか迷ったら

疾患

こんにちは。

健康おじさんです。

あなたは救急車を呼ぶ事態に遭遇いたこと、あるいは呼んだことはありますか?

私は一度も呼んだことは無く、祖母が倒れた時に一度呼んだ記憶があるくらいです。

不適切な救急車の利用はずいぶん前から問題となっていますよね。

しかしその判断に迷うこともあるかもしれません。

そんな時は#7119の救急安心センターへ相談しましょう。

救急車の出動は年々増加傾向

令和元年の救急車の出動件数664万件で過去最多で、過去10年で150万件近く増えています。

高齢化社会であることを考えると増えるのは致し方ないことかもしれません。

昨年、今年は新型コロナウイルスの影響で例年より減ることが予想され参考値にはならないですが、
今後も増えていくことが予想されます。

しかし、救急車の出動件数が増えれば増えるほど、救急隊員の現場までの到着までの時間が遅くなることも懸念されています。

平成30年では救急隊が通報から現場へ到着するまでの時間は平均で8.7分通報から病院へ搬送されるまでの時間は39.5分となっており、平成20年では通報から現場到着まで7.7分、通報から搬送が35.0分ですので、到着まで1分、搬送まで4分近く遅くなっています。

しかもこの平成30年での救急搬送された人の半数は軽症であったそうです。

度々問題視されている救急車の不適切な利用がこのような事態につながっているとも指摘されています。

救急車の不適切な利用例
・車がないから
・タクシーだとお金がかかるから
・休日で病院が閉まっているから呼んだ
・待ち時間が長いから一度帰宅し救急車を呼んだ
・歯が痛い、病院に電話をかけてもつながらない、海水浴で日焼けしてヒリヒリする

非常識を通り越してますよね。

ちょっと頭がおかしいのかなと思わざるを得ません。

こんな人のせいで本来助かる人が助からなかったり、不利益を被るなんてことがあっていいのでしょうか。

実際にこのようなこともあって救急車の有料化なんて討議もあるくらいですから、何か対策は必要なのかもしれませんね。

判断に迷う場合はどうすればよいか

では実際に救急車を呼ぶかどうするかといった非常事態には冷静な判断ができるのでしょうか。

確かに突然のことですから冷静な判断ができる保証はありません。

ましてや小さなお子さんだったらなおさらかもしれません。

「緊急性の高い症状かどうか自分で判断できない」「救急車を呼ぶほどではないけど受診したい/相談したい」「119番に電話するのがためらわれる」というときは、電話やインターネットですぐに相談できる下記のような手段があります。

全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」


急な症状の時や緊急時に症状の該当ボタンを押していくと緊急度がわかるアプリです。
緊急度が高いと判断されると119番に掛けられます。
いつ緊急な場面に遭遇するかわかりませんのでダウンロードしておくと良いかもしれません。

救急安心センター事業「#7119」
救急安心センター事業(#7119)は、電話をかけると診察が可能な医療機関の電話番号を教えてくれたり、医師や看護師等の相談員が、相談内容により自分で受診すべきか、救急車を要請すべきかなどの医療相談を行う窓口です。また、症状に応じた応急手当のやり方をアドバイスしたり、緊急性が高いと相談員が判断した場合は消防署に電話を転送するなどして、救急車の要請を支援したりしてくれます。
しかし日本全国すべてカバーしておらず、国民の46%をカバーできる地域しかありません
ご自身の都道府県や自治体で別途窓口を設けている場合もありますので一度調べてみてください。
「#7119」を設置している地域(令和2年10月現在)
○県内全域:12地域
宮城県、茨城県、埼玉県、東京都、新潟県、京都府、大阪府内全市町村、奈良県、鳥取県、山口県、徳島県、福岡県
○県内一部:5地域
札幌市(周辺含む)、横浜市、神戸市(周辺含む)、田辺市(周辺含む)、広島市(周辺含む)

小児救急電話相談事業「#8000」(03-5285-8898)
休日や夜間に子供が急に病気になったとき、どのように対処したらよいか、病院を受診したほうがよいかどうかなど、迷ったときに相談できる全国共通の電話番号です。
しかし込み合っていてなかなか繋がらないとも聞きます。


子ども医療電話相談事業(♯8000)について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
ここに一般ダイヤル回線、携帯などから掛けられる都道府県ごとの電話番号の記載があります。

このような場合はすぐに119番を

ためらわずに救急車を呼ぶ必要がある場合は一刻をあらそいます。

下記にあるような場合はすぐに119番通報しましょう。

大人の場合

突然の激しい頭痛
突然の高熱
支えなしで立てないぐらい急にふらつく

顔半分が動きにくい、あるいはしびれる
ニッコリ笑うと口や顔の片方がゆがむ
ろれつがまわりにくい、うまく話せない
視野がかける
ものが突然二重に見える
顔色が明らかに悪い
胸、背中
突然の激痛
急な息切れ、呼吸困難
胸の中央が締め付けられるような、または圧迫されるような痛みが2~3分続く
痛む場所が移動する
手、足
突然のしびれ
突然、片方の腕や足に力が入らなくなる

突然の激しい腹痛
持続する激しい腹痛
吐血や下血がある
意識の障害
 意識がない(返事がない)又はおかしい(もうろうとしている)
 ぐったりしている
けいれん
 けいれんが止まらない
 けいれんが止まっても、意識がもどらない
けが・やけど
 大量の出血を伴う外傷
 広範囲のやけど
吐き気
 冷や汗を伴うような強い吐き気
飲み込み
 食べ物をのどにつまらせて、呼吸が苦しい
 変なものを飲み込んで、意識がない
事故
 交通事故にあった(強い衝撃を受けた)
 水におぼれている
 高所から転落
◎その他、いつもと違う場合、様子がおかしい場合
子どもの場合

頭を痛がって、けいれんがある
頭を強くぶつけて、出血がとまらない、意識がない、けいれんがある

くちびるの色が紫色で、呼吸が弱い

激しい咳やゼーゼーして呼吸が苦しく、顔色が悪い
おなか
激しい下痢や嘔吐で水分が取れず食欲がなく意識がはっきりしない
激しいおなかの痛みで苦しがり、嘔吐が止まらない
手、足
手足が硬直している
意識の障害
意識がない(返事がない)又はおかしい(もうろうとしている)
けいれん
けいれんが止まらない
けいれんが止まっても、意識がもどらない
やけど
痛みのひどいやけど
広範囲のやけど
飲み込み
変なものを飲み込んで、意識がない
事故
交通事故にあった(強い衝撃を受けた)
水におぼれている
高所から転落
◎その他、いつもと違う場合、様子がおかしい場合

このような場合はすぐに救急隊に連絡をしましょう。



いかがでしょうか。

救急車を呼ぶ場面には極力出くわしたくはありませんが、

もしもの時には対処できるようにしたいものです。

間違ってもタクシー替わりなんていけません。

困っている人、苦しそうな人を見かけたら声をかけてあげましょう。

ではまた。

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